パキシエル「音でアイスが美味しく!」を証明

森永製菓

2023.06.07

Objective

  • 隠れた人気商品(アイスクリーム)「パキシエル」の認知拡大

Strangely/Solution

商品認知拡大ではあるが単純な打ち上げ花火の施策ではなく、このプロモーションの資産が残るような取り組みをしていきたい、というご要望があり、Twitterでコアファンの声に耳を傾けました。その結果、7本入りの箱アイスであるパキシエルのファンは、1本食べると2本目、3本目まで食べてしまい、それを「止まらない」「やみつきになる」などと報告する例を見つけることができました。そこで、この”やみつき”になる「理由づくり」をする、という方向で提案をしていきました。

パキシエルは固く分厚いチョコレートコーティングが特徴で食べると「パキッ!」と大きな音が出るほどです。この音が理由ではないか?そのような仮説を立て、音で美味しさが増幅している可能性を探る実験を企画しました。

実験には横浜国立大学工学部の 岡嶋 克典教授に依頼しまして、食べる音をノイズで消したり、増幅させたりして被験者の味覚に何らかの影響があるのか実験をしました。そしてその結果をプレスリリースで発表。このファクト情報を元に「音が人気の秘密」「音で売れている商品」というテーマでメディア取材を提案。

Outcomes

テレビや全国紙、ビジネスメディアを中心に数多く実験の様子が紹介

  • 「厚さ7mmの先端チョコ」が生み出す「食感」と「音」が、美味しさ実感=やみつきになる現象に寄与していることを科学的に証明。
  • このファクトを基に商品パッケージリニューアルで「音までおいしい、濃厚チョコ」というコピーに差し変わり、商品クオリティの訴求に繋がる。